
「海外FXが気になっているんだけどどんなメリットがあるのかな」
「国内FXと比べてどんな長所があるんだろう」
あなたは今、海外FXのメリットについて気になっていませんか?
海外FXには国内FXでは絶対に体験することができないさまざまなメリットがあり、実際に多くの人が利用しています。
海外FXと聞くと、どうしても「リスクが高い」「危険」というマイナスイメージが先行しがちですが、利用の仕方によっては、むしろ国内FXよりも低いリスクで、安全にFXトレードを行うことも出来ます。
もちろん海外FXにはいくつかのデメリットもあります。海外FXの利用を考えるのであれば、デメリットについても知っておく必要があります。
海外FXのメリット・デメリットを表にすると、以下のようにまとめることができます。

表に記されたデメリットについては、対処法もあり、適切な対策をとればリスクは限定することができます。そしてデメリットを補って余りあるメリットの大きさが、海外FXの人気の理由でもあります。
特に海外FXに向いている人は以下のような方々です。

これらに当てはまる方は、海外FXで特に大きなメリットを享受することができます。
そしてもちろん、これから海外FXを始めようとする場合、海外FXのメリットだけでなく、国内FXとの違いやデメリットに対する対処法についてもしっかりと把握しておく必要があります。
そこで今回は
- 海外FXには国内FXに勝る様々なメリットがある
- 海外FXにある7つのメリット
- 海外FXにある5つのデメリット
- 海外FXと国内FXの違いを比較
- 海外FXに向いている人
- 海外FXを初めてするならオススメの海外FX業者3選
について詳しく解説して行きます。
この記事を読めば、あなたも海外FXのメリットを正しく理解し、安全に海外FXを始めることができます。
1.海外FXには国内FXに勝る様々なメリットがある

日本国内に本社を置く国内FX業者は金融庁の監督下にあり、さまざまな規制のもとで営業しています。このため、独自のサービスを展開することが難しいという状況があります。
これに対して海外FX業者は日本政府の規制に縛られないため営業の自由度が高く、国内FXには真似できない魅力的なサービスを提供できるのが特徴です。
特に以下の表に示す点で、海外FXは国内FXよりも大きなメリットがあると言えます。

もちろん国内FXに劣るデメリットもあります。以下の点で海外FXは、国内FXには及びません。

しかしこれらのデメリットについては正しい対処法を実践することでリスクを限定し、安全に海外FXを利用することも可能です。
次章ではまず、海外FXのさまざまなメリットの特徴について、一つずつより詳しく解説していきます。
2.海外FXにある7つのメリット

海外FXは国内FXに比較して、以下の7つの点で、大きなメリットがあります。

では一つずつ解説していきましょう。
2-1.追証が発生しないゼロカットシステム
ゼロカットシステムとは、一言で言うと国内FXなどで発生する可能性がある追証を帳消しにしてくれるサービスのことです。
国内FXを経験したことがある方であれば、追証がゼロになる夢のようなシステムが本当にあるのだろうかと耳を疑うかもしれません。
国内FXでは、預け入れている委託保証金を超えて含み損が発生し、保証金に不足が生じると、それを補うための追証(追加保証金)を入金しなくてはいけません。
これに対してゼロカットシステムを採用する海外FXでは、保証金に不足が生じ口座残高がマイナスになっても、これをゼロに戻す形で調整し、あらかじめ入金していた証拠金以上の損失が出ないように調整します。
マイナスの残高をゼロでカットされるというのが「ゼロカット」の名前の由来です。
そしてこのため、ゼロカットシステムを採用する海外FXでは証拠金以上の損失は絶対に発生しません。
追証が発生しないことはトレーダーに大きな安心感を与え、実際にリスクを限定されることで積極的な運用もできるため、大変大きなメリットとして認識されています。
ゼロカットシステムについてさらに詳しい情報を知りたい方は、以下のページも参考にしてください。
海外FXのゼロカットとは?仕組みとメリット・デメリットを解説
2-2.国内FXとは比較にならないレバレッジの高さ
レバレッジ倍率の高さは海外FXの魅力の一つです。
国内FX | 海外FX |
---|---|
レバレッジ倍率は25倍に規制されている | 倍率を自由に設定できる最大1000〜5000倍 |
国内FXでは、レバレッジの倍率は25倍に規制されているのに対して、倍率を自由に設定できる海外FXの場合は最大で1000〜5000倍という国内FXでは考えられないハイレバレッジな取引を行うことができます。
そしてこのレバレッジ倍率の高さはゼロカットシステムがあることによってさらに大きなメリットとなります。
ハイレバレッジな取引はリターンも大きいですが、それに比例してリスクも大きくなります。もし国内FXのように追証が発生する状況では、ハイレバレッジな取引には大変なリスクが伴うことになります。
しかし海外FXでは、ゼロカットシステムでリスクを限定することによって、安心してハイリスクな取引にチャレンジできる環境が用意されます。
海外FXのレバレッジについてさらに詳しい情報を知りたい方は、以下のページも参考にしてください
最大レバレッジが高い海外FXおすすめランキング!35口座を徹底比較
2-3.少額資金からでも始められる
国内FXの最低保証金は5万円程度とされていますが、海外FXの場合は1万円程度から始めることができ、また十分に利益を上げることができます。
前述した通り国内FXの場合はレバレッジも25倍と制限されているため、ある程度の保証金がなければ大きなリターンを期待することはできません。
しかし海外FXはレバレッジが高いため、高額な自己資金を必要としません。さらにゼロカットシステムがあるためリスクは証拠金の金額に限定されます。
少額からリスクを限定して利用でき、大きな利益を上げることができる可能性もあることは、国内FXでは決してない大きな利点であると言えます。
2-4.高額なボーナスを受け取ることができる
海外FXには、口座開設時や入金時に受け取ることができる様々なボーナスが充実しています。
例えば
- 新規開設時に口座開設時に証拠金2万円のボーナス(GEMFOREX)
- 初回入金時に入金金額の100%のボーナスを付与(AXIORY)
など、大変魅力的なボーナスを提供している海外FX業者が多くいます。
これらのボーナスは一般的には出金の制限がかけられ、取引にしか利用できないケースがほとんどですが、もらえるボーナスの状況によっては自分の入金した証拠金の2倍以上の金額を元手に取引ができるため、大変お得なサービスと言えます。
2-5.NDD方式の透明性が高い取引環境
取引の透明性が高いと聞くと意外に思われる方も多いかもしれませんが、実は海外FXの取引では国内FXよりも高い透明性が確保されています。
FXの取引方式は大きく分けてDD方式とNDD方式の2種類の取引方式があります。
国内FX | 海外FX |
---|---|
△ DD方式による取引 取引はディーラーを介して行われる。透明性が低く、ディーラーの都合で取引が操作されるケースがある |
◎ NDD方式による取引 ディーラーを介さずに直接取引が行われる取引の透明性が高く利益を上げやすい |

国内FXで採用されるDD方式はディーリングデスク(Dealing Desk)方式を略したものでディーラーと利用者が、1対1で相対取引を行う取引方式です。
DD方式は実際の為替取引が行われるインターバンク市場にトレーダーが直接取引をすることはなく、そこにディーラーが仲介する形で取引が行われます。
DD方式では取引がディーラーの裁量によって行われるために透明性が低く、またトレーダーの損失がディーラーの利益に直結することから、
- ストップ狩り(ストップロス注文を狙って利益を獲得する)
- スリッページ(注文レートと実際に約定した約定レートとの間に差が発生する)
- 約定拒否(トレーダーが高い利益を確保できる取引を拒否する)
などトレーダーに不利益となる状況が起こる可能性があります。
これに対して海外FX業者の多くはNDD方式を採用しています。NDD方式はノン・ディーリングデスク(None Dealing Desk)方式の略で、ディーラーを介さないでインターバンク市場の金融機関と直接取引を行う方式のことを指します。
NDD方式では取引をコントロールするディーラーが存在しないため、恣意的な取引が発生する余地はなく、より透明性の高い取引を実現することができるというわけです。
リスクやデメリットに対するイメージが先行する海外FXですが、取引環境においては以外にも国内FXよりもずっとフェアで利益を上げやすい環境が保持されていると言うことができます。
2-6.ロスカット水準が低い
海外FXはロスカットの水準が低いため、国内FXに比べてより長くポジションを維持することができます。
国内FX | 海外FX |
---|---|
最低ロスカット水準は50% | 最低ロスカット水準は20% |
ロスカットとは証拠金に対して一定の水準(最低保証金維持率)を上回る損失が出たところで、強制的に決済を行う取引の制度です。
このロスカットの水準が国内FXでは証拠金に対して、最低50%となっているのに対して、海外FXの場合は20%としている会社もあります。
例えば10万円の証拠金を持っている場合、国内FXでは
10万円 × 50% =5万円
と、5万円の損失が出たところで、強制決済となります。
これが例えば海外FXが採用する20%の場合、
10万円 × 80% =8万円
と、8万円の損失が出るまではロスカットが行われることはありません。
このため海外FXでは証拠金を一杯まで活用した、より効率的な取引ができることになります。
2-7.世界標準のトレードシステムを利用できる
国内FXでは業者ごとに取引ツールが異なることが一般的ですが、海外FXの場合、MT4(MetaTrader4)・MT5(MetaTrader5)といった世界標準のトレードシステムを利用することができます。
MT4・MT5には、
- 表示の自由度・拡張性が高く自分の好みにカスタマイズできる
- 自動売買やバックテスト(過去の取引データを用いて利益を測定する)などの機能が充実複数の口座を登録して一括管理ができる
などの特徴があり、操作に慣れれば国内FX業者のどのツールよりも便利に使うことができます。
トレードシステムなんてなんでもいいんじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、そうはいきません。FXでは一瞬の判断が大きな利益を生むこともあれば、反対に大きな損失になるケースもあります。
使い慣れたツールをいつでも使うことができれば、取引に戸惑うリスクや時間のロスが発生するリスク、また操作ミスのリスクを大幅に小さくすることができ、結果としてFX取引を成功させるための大きな要素となるのです。
3.海外FXにある5つのデメリット

これまで海外FXの様々なメリットを見てきましたが、もちろんデメリットも存在します。安全に海外FXを利用する上ではデメリットを把握しておくことも重要です。
海外FXには以下の5つのデメリットが存在します。

もちろんこれらのデメリットにはそれぞれに対処法もありしっかりと対策を施せば安全に海外FXを利用することもできるようになります。
ではそれぞれのデメリットとそれに対する対処法について、一つずつ確認していきましょう。
3-1.信託保全がない
国内FXでは業者が倒産した場合でも預けている証拠金の返還が保証される信託保証の制度が義務付けられています。海外FXではこの信託保証制度の義務がありません。
国内FX | 海外FX |
---|---|
◎ 資産保全制度がある |
△ 資産保全制度がない |
国内FXの場合、証拠金は全て信託銀行によって信託管理されており業者が倒産した場合も証拠金は確実に戻ってきます。
これに対して海外FX業者は信託保全が義務付けられていません。つまりFX業者が倒産した場合、証拠金が変換されない可能性があります。これは海外FXを利用する際に直面するリスクの一つであると言えます。
信託保全がないことに対する対処法
共同口座による分別管理を行なうFX業者を選びましょう。
分別管理とは海外FX業者が自社が倒産した場合にも資産が守られるように、トレーダーの資金を管理する口座を自社から分離して管理する資産管理方法です。
さらに優良な海外FX業者では分別管理の口座を複数の業者で共同管理することによって、自社の倒産のリスクを最小限に押さえています。複数の会社が同時に倒産する可能性は極めて低いため、結果として預けている資金は十分な安全性を確保できることになります。
つまり共同口座によって分別管理を行っている海外FX業者を選べば、信託保証義務がないことによるリスクを回避することができるわけです。
3-2.出金拒否や口座凍結を行われる可能性がある
海外FXでは出金拒否や口座凍結が実際に起こるケースがあります。突然入出金ができなくなりパニックになってしまう方もいますが、多くは取引ルールなどを把握していないことが原因です。
理由なく出金拒否や口座凍結を行う海外FX業者も稀にありますが、ほとんどの場合は事前に対処をすれば回避することができるトラブルであると言えます。
出勤拒否や口座凍結に対する対処法
利用する海外FX業者の取引や入出金に関するルールを事前にチェックする
例えば海外FXではクレジットカード出金や海外銀行送金など、国内FXとは全く違う入出金方法を行う必要があり、これらに違反すると入出金が停止されてしまう業者もあります。
利用する海外FX業者の取引や入出金に関わる利用規約をチェックし、業者が定めるルールを事前に把握しておきましょう。
3-3.利益に応じて税金が高くなる
投資利益に対する課税方式は分離課税と総合課税の2つの方式がありますが、海外FXの利益は総合課税しか選ぶことができません。
国内FX | 海外FX |
---|---|
◎ 分離課税方式 (税率は固定20.315%)を選択できる |
△ 総合課税 15%~55%の累進課税 確定申告も必要 |
国内FXの場合は分離課税と総合課税のどちらか好きな方を選ぶことができます。分離課税を選べば税金は給与所得とは分離して申告することができ、会社員であれば確定申告をする必要もありません。税率は利益がいくらになってもかわらず20.315%と決められています。
しかし海外FXの場合は総合課税での申告となるため、全ての所得を合算してあらためて確定申告をする必要があります。一般的な所得税や住民税としての納税となるため、税率は利益に応じて税率が上がる累進課税です。
所得に対する税率は以下の通りです。
収入総額 | 税率 |
---|---|
20万円以上~195万円以下 | 15% (所得税5%+住民税10%) |
195万円以上~330万円以下 | 20%(所得税10%+住民税10%) |
330万円以上~695万円以下 | 30%(所得税10%+住民税10%) |
695万円以上~900万円以下 | 33%(所得税23%+住民税10%) |
900万円以上~1.800万円以下 | 43%(所得税33%+住民税10%) |
1.800万円以上~ | 50%(所得税40%+住民税10%) |
所得税の場合、最大税率は50%と税率がたいへん高く、収入の金額によっては分離課税にくらべて高額な税金を支払わなくてはいけないことになります。
利益に応じて税金が高くなることに対する対処法
海外FXでの利益は一定額に抑え、分散投資を心がける
一つの解決方法は分散投資です。上の表でわかる通り、総合課税の場合、課税所得が330万円以下であれば税率を20%以下に抑えることができます。
このため例えば分離課税を選択できる国内FXや株式取引などに資金を分散して投資し、海外FXの利益を含む課税所得をできるだけ低く収めるという方法も選択の一つと言えるでしょう。
投資効率が高い海外FXを利用しながら利益を出し、利益が高額になる前により安全な投資に資金を移行することは、節税になるだけでなく、より安全で効率的な投資を行うという視点からも有効です。
海外FXの税金については以下のページでも詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
サラリーマンが知るべき海外FXの税金の基礎知識と確定申告・節税法
3-4.入出金が複雑
海外FXの利用で多くの方が不便を感じるのが入出金の対応です。
海外FXでは多くの場合、海外送金かクレジットカードを利用した入出金を行いますが、この手続きが大きなトラブルの原因になっています。
例えばクレジットカードの入出金では
- クレジットカードを利用して海外FXを行う場合は入金から30日経過しないと出金が認められない
- 最初の出金先はクレジットカードでなければいけない
など業者によって様々なルールが定められています。また海外送金の場合も
- 特定の銀行の口座からしか送金、着金ができない
- 手数料が高い
など、たいへん不便な状況を強いられることになります。
入出金が複雑であることに対する対処法
bitwallet(ビットウォレット)を利用する
入出金の煩雑さを解消するために、最近では多くの海外FX業者がbitwalletを介した入出金に対応するようになりました。bitwalletを使えば、海外FXの入出金の煩雑さは一気に解消します。
bitwalletは世界の主要通貨(米ドル・日本円・欧州ユーロ・豪ドル)に対応しているオンライン口座で、海外FXの入出金を簡単で安全に行うことができるツールとして注目されています。登録料や年会費も無料でさまざまな入金方法に対応しており、資金を一元管理することもできる大変便利なツールです。
対応していない海外FX業者もあるため、業者を選ぶ際にはbitwalletに対応しているかどうかを確認することもおすすめです。
bitwalletについてはこちらを参照ください。
3-5.日本語対応が不十分な海外FX業者も存在する
海外FX業者は、海外に事務所を構えているため、日本語対応が不十分なケースも少なくありません。
サポートスタッフに日本人がいない業者も多く、連絡しても片言の日本語しか話せないスタッフ当たってしまう、といったケースもあります。
日本語ページの対応が不十分の業者も多いため、注意が必要です。
日本語対応が不十分な海外FX業者に対する対処法
日本語にしっかりと対応しているFX業者を選ぶ
入利用する海外FX業者を選ぶ段階から日本語対応が充実している海外FX業者を選びましょう。
優良な海外FX業者では、日本語対応だけでなく、サポートデスクに常に日本人を常駐させ、日本かの質問やトラブルにタイムリーに対応できる体制を整えています。
日本語スタッフがいるか、日本語での質問に対応しているかなどは、ホームページを見ればすぐに確認することができます。業者の選定の際にはぜひチェックすることをお勧めします。
海外FXのデメリットは怖くない!
デメリットを正しく理解し、それぞれのデメリットに対して対策を行えばリスクは限定され、必要以上に海外FXでのトレードを怖がる必要はありません。
以下のページでは、海外FXのデメリットとその対処法について、さらに詳しく解説しています。興味のある方は是非、合わせてご確認ください。
4.海外FXと国内FXの違いを比較

これまで海外FXのメリットとデメリットを中心に確認してきましたが、これらの特徴が実際に国内FXとはどのような違いを生むのでしょうか。
ここではあらためて海外FXの8つの特徴を国内FXとの比較で解説します。

では一つずつ確認していきましょう。
4-1.レバレッジの違いを比較
国内FX | 海外FX | |
---|---|---|
レバレッジ | △ 倍率は低い 25倍までで制限されている |
◎ 倍率は無制限 1000倍以上の倍率も |
国内FX業者は金融庁の規制があるため25倍に制限されているのに対し、海外FXには倍率に制限がありません。実際に5000倍以上のレバレッジを提供している海外FX業者も存在します。
海外FXのレバレッジ倍率は国内FX業者に比べて圧倒的に高く、よりハイリスク・ハイリターンの取引を実現します。
少額資金でハイリスクな取引を考えている方には、海外FXは国内FXに比べてはるかに魅力的な投資環境を提供していると言えるでしょう。
4-2.スプレッド幅の違いを比較
国内FX | 海外FX | |
---|---|---|
スプレッド | ◯ 狭い スプレッド幅は狭く、変動しない |
△ 広い スプレッド幅は広く、変動する。 |
スプレッドとはFX取引を行う際の売値と買値の差額のことを言います。FX取引ではこの差額が小さければ小さいほど利益は大きくなります。
多くの国内FX業者ではスプレッド幅があらかじめ固定されていいます。また固定されたスプレッド幅は海外FX業者に比べて比較的小さく抑えられています
これに対して海外FX業者では変動式で、スプレッド幅自体も国内FXより大きいのが通例です。
スプレッド幅に関して言えば、国内FXの方が利益を出しやすい環境が整えられているということができます。
4-3.取引の透明性の違いを比較
国内FX | 海外FX | |
---|---|---|
取引の透明性 | △ DD方式による取引 不透明な取引が多い |
◎ NDD方式 取引の透明性が高い |
2章でも紹介した通り、海外FX業者が採用するNDD方式の取引は透明性が高く、フェアな取引を行うことができます。
これに対して国内FXが採用するDD方式は、ディーラーによって恣意的に取引が行われるケースもあり、取引の透明性はあまり高いとは言えません。
4-4.追証とゼロカットの違いを比較
国内FX | 海外FX | |
---|---|---|
追証 | △ 追証が発生する可能性がある |
◎ ゼロカットの採用により、 追証が発生する心配はない |
国内FXでは大きな損失が発生し、証拠金が不足する状況に陥ると追加証拠金(追証)を口座に入金しなくてはいけません。
これに対して海外FX業者の多くは追証の必要がないゼロカットシステムを採用しており、取引でどれだけ大きな負債を抱えても絶対に入金した金額以上の損失が発生することはありません。
ゼロカットシステムによってリスクを限定して取引ができるという点において、海外FXの方が圧倒的に優れていると言えるでしょう。
4-5.ボーナスの違いを比較
国内FX | 海外FX | |
---|---|---|
ボーナス | △ 充実していない |
◯ 口座開設時や、入金時にさまざまなボーナスを受け取ることができる |
海外FXの場合、口座開設時だけではなく、入金ごとにボーナスを設けている業者も多くあり、大変充実しています。入金額対して100%のボーナスを出すなど、たいへん魅力的なボーナスを提供している業者が多くあります。
これに対して国内FX業者のボーナスは充実していません。高額な取引実績など、ボーナス付与に様々な条件をつけている業者も多くあり、あまり期待はできません。
4-6.入出金のしやすさを比較
国内FX | 海外FX | |
---|---|---|
入出金のしやすさ | ◎ 国内銀行口座で簡単に入出金ができる。 |
△ 煩雑な対応が必要 ルールを理解していないことによる出金拒否なども時折発生する |
入出金の利便性は国内FX業者の方が圧倒的に優れています。
国内FXであれば、国内の銀行から入出金が可能で、ネット口座から24時間いつでもすぐに振り込むことができクイック入金のサービスを提供している業者が一般的です。
これに対して海外FXの入出金は、面倒な手続きが多く、出金の手続きを間違えることによる出金拒否なども特定の業者では度々、発生しています。
4-7.税金を比較
国内FX | 海外FX | |
---|---|---|
税金 | ◯ 分離課税方式 (税率は固定20.315%)を選択できる |
△ 総合課税 15%~55%の累進課税 確定申告も必要 |
国内FXでは分離課税、総合課税のいずれかの方式で申告を行うことができますが、海外FXの場合は総合課税しか選ぶことができません。
これによって確定申告が必要になり、累進課税のため、利益が大きくなるに従って税率が高くなるという欠点があります。
4-8.安全性を比較
国内FX | 海外FX | |
---|---|---|
安全性 | ◎ 高い 資産保全制度がある |
△ 保全制度がない |
国内FX業者は金融庁の監督下にあるため信託保全が義務付けられています。預け入れた証拠金は全て信託銀行によって信託管理されており、業者が倒産した場合も証拠金は全額保証されます。
これに対して海外FX業者は信託保全が義務付けられていません。このためFX業者が倒産した場合に投資家への返金保障の義務はなく、最悪の場合預け入れている証拠金が全額返還されないという大きなリスクがあります。
多くの海外FX業者は、FX業者どうしで共同所有する銀行口座で顧客の資金を管理したり、自前の信託保証制度を用意するなどして、リスクを下げる努力も行なっています。海外FX業者の選定では業者の資金管理の方式や信託保証について必ず確認することをお勧めします。
以下のページでは海外FXと国内FXの違いについて、さらに詳しく解説しています。ご興味のある方は是非こちらもご覧ください。
国内fxと海外fxを徹底比較!どっちが向いているかがすぐにわかる
5.海外FXに向いている人

ここまで海外FXの特徴や国内FXとの比較について解説してきましたが、実際に海外FXはどのような取引をしたい方に向いているのでしょうか。
特に以下に掲げるような取引を考えている方には、海外FXはぜひおすすめです。

一つずつ確認していきましょう。
5-1.ハイリスク・ハイリターンな取引を行いたい方
海外FXは以下の2つの点から、リスクとってハイリターンを狙う取引に最適です。
- ゼロカットシステムによって損失が限定できる
- レバレッジが高いため少額で大きな利益を狙うことができる。
ハイリスク・ハイリターンを狙う上で、最も大きなネックとなるのは損失の問題です。国内FXのように証拠金が無限に広がる追証がある場合、やはりハイリスクの取引には大きな危険が伴います。しかし、海外FXであれば、損失はあらかじめ入金した証拠金を超えることはありません。
もちろんレバレッジの高さもハイリターンな取引を行う上で必須の要素と言えます。国内FXでは25倍までしか設定さ入れていないレバレッジは海外FXでは5000倍を超えるケースもあります。
これらの要素はハイリスク・ハイリターンの取引を行いたい人には必須の要素であると言えるでしょう。
5-2.スキャルピングによる短時間売買を行いたい方
海外FXは、短時間で決済を繰り返すスキャルピングにも向いています。
スキャルピングとは、数秒から数分での短期のポジションの売買・決済を繰り返す手法です。この手法を行うには以下の2つの要素が必要となります
- 高いレバレッジ
- 安定した取引ができる環境
海外FXのレバレッジの高さはスキャルピングでも大きなメリットになります。より短時間で大きな利益を上げる上ではレバレッジの高さは大変有効です。
もう一つは安定して取引ができる環境です。高速取引では処理の遅れは命取りになるスキャルピングでは取引環境の安定性は大変重要な要素です。海外FXではスキャルピングを行うトレーダーに対して、ハイスペックな取引用サーバーを用意して高速な取引に備えています。
スキャルピングについてさらに詳しい情報を知りたい方は、以下のページも参考にしてください
スキャルピングにおすすめの海外FXランキングTOP4!禁止業者も紹介
5-3.リスクを限定して安全にFX取引を行いたい方
海外FXはハイリスクの取引を行いたい人ばかりに向いているわけではありません。海外FXは低リスクで安全に海外FXを行ないたい人にも大きなメリットがあります。
ハイレバレッジにばかり注目が集まりますが、もちろん国内FXと同じように25倍以下のレバレッジで取引を行うことも出来るため低いリスクの取引も可能です。
しかしどんなに低い取引においても、リーマンショックのような大きな経済事件が起これば、証拠金が不足するという事態は起こり得ます。この時にゼロカットシステムが大きな力を発揮します。
追証が発生する可能性のある国内FXは、損失が予想外に膨らむ可能性を否定できませんが、ゼロカットシステムがある海外FXであればあらかじめ預けている証拠金以上の損失は絶対に発生しません。
この点で追証がない海外FXは取引においては実は国内FXよりも安全であると言えます。
6.海外FXを初めてするならオススメの海外FX業者3選

ここからは、初めて海外FXをする方にもオススメな3つの海外FX業者を紹介していきます。いずれもユーザーからの信頼性が高く、日本人トレーダー向けに手厚いサービスを展開している業者ばかりです。
海外FXを始める際の参考にしてください。
6-1.XMTrading

参照:XMTrading
評価 | 特徴 | |
---|---|---|
ゼロカットシステム | ◎ | 全ての口座で追証なしのゼロカットシステムに対応 |
レバレッジ | ◎ | 最大888倍までと高倍率 |
日本語対応 | ◎ | 日本語ページは充実しており初心者にも利用しやすい |
入出金方法 | ◎ | 入金手数料を廃止。国内銀行送金、クレジットカード、bitwallet(ビットウォレット)に対応 |
XMTrading は日本の海外FX利用者から最も高い評価を得ている海外FX業者の一つです。全ての取引にゼロカットシステムを適用し、レバレッジも最大888倍まで設定することができます。
何より高い評価を得ている理由は、日本語サポートページの充実度です。特に海外FX初心者向けに、わかりやすい日本語解説があり、初めて海外FXを利用する人には最適の海外FXであると言えます。
XMTradingの口座開設はこちら6-2.AXIORY

参照:AXIORY
評価 | 特徴 | |
---|---|---|
ゼロカットシステム | ◎ | 追証なしのゼロカットシステムに対応 |
レバレッジ | ◯ | 最大400倍と他者に比べると低め |
日本語対応 | ◎ | 日本人スタッフによる充実した日本語サポート体制 |
入出金方法 | ◯ | 国内銀行送金、クレジットカード、ビットコインによる入出金が可能 |
最大のレバレッジ倍率は400倍とXMトレーディングに比べて低めですが、スプレッド幅は他社に比べると狭く、手数料も安いのが特徴です。
日本人利用者向けのサービスはXMTrading より充実しています。10名以上の日本人スタッフが平日月曜日~金曜日、10時から21時まで常に対応しており、大変高品質な日本語サポート体制を完備しています。
また海外FX業者には珍しく資金全額を保障する信託保全の制度を導入しており、その点では国内FXと同様の高い安全性を備えている、数少ない海外FX業者であると言えます。
AXIORYの口座開設はこちら6-3.GEMFOREX (ゲムフォレックス)

参照:GEMFOREX
評価 | 特徴 | |
---|---|---|
ゼロカットシステム | ◎ | 全ての口座で追証なしのゼロカットシステムに対応 |
レバレッジ | ◎ | 最大1000倍〜5000倍と大変高い倍率を誇る |
日本語対応 | ◎ | 日本人スタッフが常駐し、丁寧な日本語サポートを受けられる |
入出金方法 | ◎ | 入金手数料は無料。国内銀行送金、クレジットカード、bitwallet(ビットウォレット)に対応 |
GEMFOREXも日本の利用者から大変人気の高い海外FX業者です。GEMFOREXは特に最大で1000倍〜5000倍というたいへん高いレバレッジが魅力です。もちろん全ての取引にゼロカットシステムが採用されるためリスクの高い取引を好む利用者から高評価を得ています。
日本語対応についても充実しており、日本語ページだけでなく、常に日本人スタッフが在中しきめ細かい対応を行なっている点も高い評価を得ています。
GEMFOREXの他の海外FX業者と異なる点は、取引の形式が国内FXと同じDD方式であるという点です。DD方式は海外FXの多くが採用するNDD方式に比べてスプレッド幅が狭いという長所がありますが、取引の透明性が低いという問題もあります。
しかしGEMFOREXが取引で不正をおこなったという報告はなく、信頼性は十分に高いと思われます。
GEMFOREXの口座開設はこちら海外FXをするなら、オススメの業者を紹介
これまでお伝えした通り、海外FXには様々なメリットがあり、利用の仕方によっては国内FX業者よりもフェアで安全な取引を行うことも可能です。
しかし海外FX業者は国内業者と違ってサービスに違いも多く、問題のある業者が存在することも事実です。だからこそ正しく業者を選定し、質の高い業者を見分けることがたいへん重要になります。
以下のページでは、おすすめのFX業者について詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は海外FXのメリットについて詳しく解説しました。
海外FXには以下に示す7つのメリットがあります。いずれのメリットも国内FXでは規制などによって体験することはできません。
- 追証が発生しないゼロカットシステム
- 国内FXとは比較にならないレバレッジの高さ
- 少額資金からでも始められる
- 高額なボーナスを受け取ることができる
- NDD方式の透明性が高い取引環境
- ロスカット水準が低い
- 世界標準のトレードシステムを利用できる
もちろんデメリットも存在します。今回は海外FXの以下の5つのメリットについても解説しました。
- 信託保全がない
- 出金拒否や口座凍結を行われる可能性がある
- 利益に応じて税金が高くなる
- 入出金が複雑
- 日本語対応が不十分な海外FX業者も存在する
しかしこれらのデメリットにはそれぞれに対処法もありしっかりと対処することで安全に海外FXを利用することもできるようになります。
日本国内に本社を置く国内FX業者は、金融庁の監督下にあり、様々な規制のもとで営業しています。これに対して海外FX業者は日本政府の規制に縛られないため営業の自由度が高く、国内FXには真似できない様々なサービスを提供することができます。
「リスクが高い」「危険」というマイナスイメージが先行しがちな海外FXですが、実際には多くのメリットによって、国内FXよりもむしろ安全に、より効率的な投資を実現することも可能です。
この記事が、あなたの海外FXの利用の一助になることができれば幸いです。